心理的瑕疵物件 ①

先日に続き、賃貸住宅の話で、
「心理的瑕疵物件」についてです。

この呼び名だとわかりづらいですが、殺人事件や自殺があった住宅のことを
「心理的瑕疵物件」と言います。

一般の人には、
事故物件と言ったほうがわかり易いかもしれません。
総じて色々と事情のある物件です。

私も不動産会社に勤務していたので、色々な物件を見てきました。

上に挙がっている自殺のあった部屋以外にも、
夜逃げをした部屋、追い出しをした部屋、火の出た部屋、
ゴミ部屋、カビ部屋など様々です。

この手の物件については、色々とお話しすることが出来るのですが、
今回は自殺のあった部屋について書きたいと思います。

なぜこのような話をしようと思ったかというと、
最近、自殺者の遺族に高額の慰謝料を請求し、
トラブルになるケースが増えたからです。

実際、自殺者遺族でつくる「全国自死遺族連絡会」には、
ここ5年間で、200件以上の相談が寄せられています。

その中には、
総額1億2千万円の慰謝料を請求されたケースもあります。

確かに殺人事件や自殺のあった物件については、
資産価値が下がります。

しかし、資産価値が下がったとしても、
ゼロになるわけではありません。

よって、あまりにも高額な慰謝料については、
資産価値が下がるという被害を受けたとはいえ、請求するのはどうだろう?
と思うわけです。

このあたりの判断については難しいところですが、
私の経験したことを基に少し考えてみたいと思います。


続きます。



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心理的瑕疵物件 ⑤ 終了
心理的瑕疵物件 ④
心理的瑕疵物件 ③
心理的瑕疵物件 ②

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